Престиж Букという出版社が«Ретро библиотека приключений и научной фантастики»という叢書を刊行していることに最近気付いた。これまでに出たタイトル一覧と予定の一部は下記リンクを参照。
https://fantlab.ru/series3122
1920年代から50年代のソビエトSFを中心にした叢書だが、翻訳や現代作家(エヴゲーニイ・ルキーンやワシーリイ・シチェペトニョフ)の作品も含まれている。
とは言え、圧巻はやはり1920年代から50年代の作品群で、アレクサンドル・ベリャーエフやカザンツェフ、アダモフの再刊もあるが、セルゲイ・ベリャーエフやミハイル・ズエフ=オルディネツのような深見弾さんの文章でしか接してない旧世代のソビエト作家、さらに、私も聞いたことのない名前がたくさんあって興奮する。ウラジーミル・ケレルという革命前の作家の作品集は実に約100年ぶりの刊行である。
ゲオルギイ・レイメルスという作家の作品も全く知らなかった。1960年代に書いていた人だが...まだまだ知られていない作家が埋もれてるものです。
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