ウクライナのSF事情の項で、モロダヤ・グヴァルジヤ派などと書きましたが、何のことかわからないと方も多いと思います。
ロシアのSFファン活動の歴史は1970年代末から活性化し、80年代に黄金時代を迎えます。90年代にはかつてのファンが作家になったり、出版人になったり、評論家になったりと、ファンのプロ化とでも言うべき現象が起こり、ファンダムの存在意義が問い直されることになります。本のないソ連時代に本を求めたファンの活動と、ソ連崩壊後の本があふれる時代にファンは何をすべきなのかという問いが胸に突き刺さります。
昔に書いた「1980年代ロシアSFファンダムの構造と変動」はこちらからご覧になれます。
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/handle/2115/47674
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